全日制コース 「パース」授業開始!

• 2011年6月3日

 


 昨日の東京校・全日制コースの授業は、松下高弘先生による「パース」授業の“初日”でした。入学から2ヶ月弱。基礎課程も、いよいよ大詰めです。
 「パース」は、お客様に設計者の考え(=デザイン)を明確に伝えることが出来る、最大/最良の手段。CAD全盛の時代に『まだ、手書きパースを教えてるの?』というご意見もいただきますが、エクステリア&ガーデン業界では、「手書きパースが書ける人」の需要は衰えを知りません。お客様と直接契約する「エンドユーザー型」の仕事では、「手書きパースが書ける」のは、大きな武器になります。「手書きパースが書ける=プロのデザイナー」という認識は、まだまだ続きそうです とはいえ、最初から「パース」が書けるなら苦労はしません。最初は「とにかく書いてみる」ことが大切。好きな題材で、好きなように書く。上手とか下手とか全く関係なし。「書いているうちに、気がついたら書けるようになっていた。」卒業生の皆さんなら解っていただけるはずの、この感じ。。
 今は、多少「パースを書く」ことに戸惑いを覚えるかもしれませんが、「書いているうちに、気がついたら書ける」ようになるので、課題を楽しみながら地道に取り組んで行ってください。

 上達の秘訣は、今の段階から「一人でも多くの人に見せる」こと。先生、クラスメートはもちろんのこと、家族や友人など、エクステリア&ガーデンに詳しくない人でも構わないので、どんどん見せましょう!人に見せると「感想」や「アドバイス」がもらえますよね。結局、仕事の場合は、お客様の「感想」が全て。今から、自分の書いた図面やパースが「相手に与える印象」を意識しておくと、上達の度合いも変ってきます。
 「能をつかんとする人、『よくせざらんほどは、なまじに人に知られじ。うちうちよく習い得て、さし出でたらんこそ、いと心にくからめ。』と常に言ふめれど、かく言ふ人、一芸も習い得ることなし」とは、吉田兼好の徒然草の有名な一節。「芸能を身につけようとする人は『上手にできるようになるまでは、人に知られないようにこっそりと習って、上手くなってから出て行ったら格好いいだろう』という。しかし、そういう人は一つも芸が身につかない。」だそうです(「使える『徒然草』/斉藤 孝より)

 書いたら誰かに見せましょう!少なくても、事務局には見せましょう。その場で「素直な感想」を述べさせていただきます。