雨のち快晴 エクステリア施工実習
• 2009年6月24日
今週は、日曜日の植栽オプションツアー(鎌倉)、月曜日の園芸実習、そして、本日、水曜日は安行造園・施工実習と、屋外授業3日連続の「雨」でした。しかも、教室での授業だった火曜日は「晴天」。ここまで『天』に見放されるとは… 心の中で嘆きながら実習地に向かいました。生徒さん達も朝から雨ということで、「雨合羽」で完全武装。その様子を見た林先生、「今年の生徒さんは、準備が良いね」と、感心されてました。一昨日の園芸実での雨中作業が教訓になったんですね。ブラボーです。さて、午前中は雨足が強かったので、取り合えず、施工中のブロック基礎をブルーシートで養生した後、教室で施工断面図のおさらいと「男結び(竹垣を施工する時の紐の結び方)」を先生から教えていただきました。最初は難しく感じますが、何度かチャレンジすると誰でも出来るようになります。実際、みんなできるようになりました。が、しかし!次回の実習時(2週間後)に、やってみると、多分、できないと思います。結び方、すっかり忘れちゃってると思います。頭でわかっても、実際には「できない」ということ、「体で覚える」まで練習して初めて「できる」ようになる。施工技術を身付けるのは大変なことだと実感します。
午前中の天気が嘘のように、午後からは「快晴」になって、施工作業がスピードアップ。前回までに終わらせた基礎部に、いよいよコンクリートブロックを積み上げて行きました。ブロック塀なんて「単純に、まっすぐ積むだけだから簡単」じゃないんですね。実際に、やってみると良~く解ります。想像しているようには上手くいきません。でも、それでいいんです。以前にも書いたかもしれませんが、当校の施工実習は、エクステリア&ガーデンの施工は、「そう簡単にはできない」という事を、体験しながら実感してもらうことが目的。更に、「難しいから、完成すれば充実感」が味わえるのも施工実習の醍醐味。12期生のみなさん、施工実習は後2回。頑張って、完成させて、是非とも、達成感を味わいましょう!
因みに、午前中は「雨」ということで、林先生が所有されている庭園の古書をお持ちいただいたのですが、その中に、『築山庭造伝(前編)』という享保年間(江戸後期)の写本があったのですが、「どっかで聞いたな・・・」と思って、帰って調べてみました。何と、当時の京都の寺社庭園を水墨画として記録した歴史的な作庭技術書だそうです。凄すぎます、林先生。