ガーデン設計・課題

• 2009年7月8日

 

 今日は、全日制コースの教室での授業から、先日、個人邸見学をさせていただいた越智千春先生の「ガーデンデザイン」授業風景をご紹介します。毎回、3~4名のグループに分かれ、個人邸のガーデンデザイン(お庭の設計)を生徒同士で話し合って考えていく「グループワーク形式」で行います。各グループごとに相談し検討したデザインに基づいてラフ図面を作成~発表し、先生から具体的にコメントを受ける、という実践的な授業です。実は、この時に課題として使う図面は、先生が設計した個人邸の図面なんです。つまり、発表後に、自分達が考えた内容と先生が実際に作ったお庭とを「比較検討」できるという、「その場で赤ペン添削」的な授業なんです。
 エクステリア&ガーデンに限らず「デザインに正解は無い」とみなさんおっしゃいます。でも、逆に、正解が無いからこそ、先に自分で考えてから「答え(=先生が考えた参考例)」を見ないと駄目なんですね、多分。どうやら、「考える行為」そのものが「デザインを勉強する」ということのようです。さらに、誤解を恐れずに書きますが、「習得の最良の方法」は、「自分が考えたモノ」と「他人が考えたモノ」を常に比較して「良いモノは無条件で受け入れる」ということ。この時、「先に自分なりに考えておく」というのが、とてつもなく重要な気がします。そして、学校には『先生』という「参考にする上で最適な存在」がたくさんいるんですね。すっかり、話が混乱してしまいました、すみません。適当に読み飛ばしてください。
 確かに、「白紙の状態」から一人でデザインを考えるのは、容易ではないので、そのために、他メンバーの意見を参考にしながら、形を作っていくという「グループワーク」を取り入れている訳ですね、越智先生。感謝です。