総合設計課題 スタートです!

• 2009年8月24日

 

今日から、全日制コースの「総合設計課題・第1回目」がスタートしました。1学期に学んだ基礎知識を、いよいよ「形」にしていきます。課題制作の発表会は「9月8日(火)」。約20日間をかけて、「一戸建て住宅のエクステリア&ガーデン」の設計図書を作成します。現実の「仕事」を想定して行う課題なので、計画する場所や家族構成、お客様の要望など、具体的な「設計条件」に基づいて、コンセプト作り~プランニング、製図、プレゼンテーション資料までを作成します。
実は、エクステリア&ガーデンの設計(デザイナーやプランナー)という
のは、「図面を書く」だけが仕事ではありません(もちろん、当校の先生方のように、図面だけで商売している方もいますが・・・)。正確には、「図面」には2種類あって、成約するためにお客様に提出する「プレゼン図」と成約した後に実際に施工するために必要な「設計図書」の二つを、通常、「図面」と呼んでいます。で、この両方を作成できる能力がないと設計者としては「仕事」が完結しません。例え、「プレゼン図」を上手に書いて成約したとしても、「どうやって作るのか?」施工職人(尊敬の意を以って「施工職人」と呼びます)の方々に正確に伝えられないと、現場がSTOPしてしまいます。この時に施工職人さんに渡す図面が「設計図書」です。
今回の課題は、「自分のプラン(デザイン)が成約した後に施工するための図面」=「設計図書」を作成するのが目的です。仕事であれば、「物件が成約したら、実際に施工する」のは、当然のことで、そのために「プレゼン」する訳です。つまり、「プレゼンする」=「成約して施工する」ってことです。だったら、「設計図書(施工するための図面)」は、大切ですよね。
課題として配布される資料は、「敷地図」と「住宅図」、そして「設計条件」だけ。後は、担当の先生にアドバイスを受けながら、自分で考え、プラン・デザインしていきます。これまさに、実際の仕事ながれそのものです。今から、完成~発表会が楽しみです。