植栽ツアー 明治神宮~皇居東御苑
• 2010年6月22日
一昨日は、「犬塚先生と行く!植栽ツアー」で、明治神宮~皇居東御苑を見学して来ました。東京の「ど真ん中」に残された自然、訪れる人を無条件で癒してくれる貴重な場所です。「花」の少ないこの季節に存在感を出している「花菖蒲」の名所としても、明治神宮の御苑は有名です。この週末で見頃も最後だったためか、今話題沸騰中のパワースポット「清正の井戸」を見るには「2時間待ち」!ということで、こちらは簡単に諦めて「花菖蒲」だけを満喫してきました。明治神宮は北側(代々木側)の宝物殿の辺りが、写真のような「芝生の広場」になってます。新宿の高層ビルが借景になっているのも、都会的な風景ってことですかね。
今回、久しぶりに(10年以上は経ってます)明治神宮に行きましたが、やはり、雰囲気がありますね。倒れてしまった樹木も退かさずにそのまま、という徹底した「聖域」扱い。日本的です。解りやすいです。
昼食を挟んで、皇居東御苑に移動。平川門から入りました。
植栽を覚えるスポットとしては、都内随一。雑木の庭と本格的な日本庭園が同時に楽しめて、しかも、徳川幕府の悠久を偲べる、グッドな場所です。小堀遠州の作と伝わる「二の丸庭園」ですが、現在の庭園は、最近になって本格的に整備されたもので、作庭当初の原形は跡形もないようです。皇居の「菖蒲田」は、明治神宮のそれと比べてはいけません。ここはここで美しいのですから。天主台跡。明暦の大火(1657年)で焼失した「五重の天守閣」は、その後、ざっと350年間、再建されず現在に至ってしまいました。石垣だけは残されています。東京都若しくは千代田区に頑張っていただいて、「江戸城天守閣」を再建して欲しい!まあ、再建できないのは、費用の問題だけでは無さそうですが…