9月の植栽ツアーPart-1 「旧白洲邸・武相荘」
• 2010年9月19日
今日は、月イチ恒例「犬塚先生と行く!植栽オプションツアー」の日曜日。まずは、小田急線「鶴川」駅にて集合し、「武相荘」と「香山園庭園美術館」を。更に、小田急線で「成城学園」駅まで移動、世田谷区「旧猪俣邸」の3ヶ所を見学して来ました。
やっと、天気も秋らしくなり絶好の見学日和でした。
最初に見学した「武相荘」は、あの「白洲次郎・正子」夫妻が暮らした邸宅を、2001年から一般公開している貴重な施設です。
入口の雰囲気です。周辺は、普通の戸建住宅が立ち並び、敷地の隣には「ユニクロ」。この場所だけが変わらずに残されています。案内板も「カッコイイ」ですよね。
総構えの門をくぐれば、この眺め。絵になります。
旧宅の正面は「竹林」と「敷石」で作られています。更に進むと、「雑木林」が敷地全体を取り囲むように広がっています。雑木林の散策路を歩けば、こんな風景が待っていました。ここが、東京都であることを忘れてしまいます。
旧邸の玄関前には、「ドウダンツツジ」と「カキ」の差し花がありました。理屈なしで絵画的だったので、思わず写真を撮りました。
休憩所には、TシャツにGパン姿の巨大な次郎氏の写真が・・・。こんな人が、「一般人」にも関わらず、命がけでGHQと遣り合った「歴史的事実」。ここを訪れて、初めて解るような気がしました。
次郎氏がこの「家」を気に入り、移り住んだのが昭和18年(1943)。以降、自ら手直しをしていたそうです。そして、当時のままの状態で、保存され現在に至っています。自然と暮らすことの素晴らしさが実感できる場所です。残念ながら邸内の撮影は不可のため写真が全くありませんが、邸内には、ご夫妻(特に正子さん)の生活ぶりがそのまま展示されていて、こちらも楽しめます。