建物と庭の関係を学ぶ②
• 2012年7月19日
前回のつづきで小金井公園内にある「江戸東京たてもの園」。
「江戸東京たてもの園」は、江戸時代から昭和初期までの時代の建造物が復元されています。
毎年見学している中で、生徒の一番人気は「前川國男邸」です。
北側の玄関前のL字型のアプロ―チは、玄関までの視線を遮り、ソテツの強さを大谷石の柔らかさが抑えています。
前川國男さんといえば、近代建築の巨匠コルビュジェの直弟子として有名な建築家です。
中央リビングにはイサム・ノグチの照明が下がり、ジャパニズム・モダンなインテリアで統一されています。
広い窓は、下の部分が障子になっており二階の格子窓からは外部の景色を取り込めるようになっています。
書斎・・モダニズムです。大きな窓から心地よい風が入ってきます。
この他にも、同じくモダニズムな小出邸や高橋是清邸庭園や三井家など庭からの景色と室内からの景色を見比べる事が出来、建物と年代にあった樹木の選定や配置など勉強になったと思います。
最後は、「千と千尋の神隠し」のモデルとなった子宝湯。
リアル・・過ぎます(^-^;って。